愚かだろうと言われようと15の夜の少年はまだ其処に在る

15歳の夜から20年以上経ちました。それでもなお、変わらない部分は変わらないままでいます。

強みを生かすことだとか

先日はお世話になった上司の送別会であった。

 

とは言っても、知り合ったのは7ヶ月程度前で、

一緒に仕事をしたのは3ヶ月程度であったのだけれども。

 

新規事業の立ち上げに際し、僕は現場スタッフとして入り、

事業運営のスタッフ管理とマニュアル化をしてもらっていた。

 

某大手企業でやってきた人で、

現場スタッフに気持ちよく仕事をしてもらうことを念頭に置いていたり、

かつ、事業者(いわゆるオーナー側)にも日々の現場をリアルにかつ温かく感じられるような日報報告をしていたりと能力的にも人格的にも優れた人であった。

 

ただ、本人がやめてしまう理由は

「自分のやってきたことが生かせいる仕事ではないこと」

であった。上司の能力からすれば、不慣れな職場でも一定(以上の)効力は出せていたのだが、それでも専門外の仕事であったのだった。

 

まあ、年齢と肩書から言って大手企業の顧問をやっていてもおかしくない人を店長に据えているようなものだから、元々ミスマッチ人事ではあったのだが。

 

年齢的に考えれば、経験を積むというよりも、持っているものを生かす形にしたいと言っていた。

 

飲み会の酔いがさめて、いま改めて自分に置き換えてみると、

いまの自分も専門分野でやれていない。

とは言え、専門分野がニッチすぎたので「何が出来るの」に対して、

「これが出来ます」とも言い難いのだが。

 

生き残っていくための戦略は”変われる人”だとビジネス書は言う。

その意味では、自分の専門分野から抽出できることをうまく転用できてない状態だ。

 

もうなんか色々なことを先延ばししている。

ADHDの人は先延ばしする癖があるだとかをネットで見るけど、

こんなに伸ばしっぱなしなのも人生でなかなか無い。

人に頼るとかお願いするのが苦手で、落ち着いたところでないと考えがまとまらないタイプではあるのだけれども、それが悪い方向に進んでいる。

 

この職場にいては未来がない?

というか、自分の未来を描けていない。

未来の自分を描くのは自分次第だ、ともよく言われるけど、

仕事がないのでは描くには入れていないし、

独立するにしても、別にしたいことがあるわけではない。

 

チャレンジしたいという気力は、現職での疲れで急激に落ち込んでいる。

上手くやれば日々がチャレンジにできるの環境にいるのだが、

その波に乗れずにいる。

 

家に帰ってまで会社のことを考えずに、

例えば週末にプレゼン資料を作らずに過ごしていたいし、

少なくとも家族といたい。

 

今は最低限の願望さえもかなえられていない状況だ。

少ないとは言い切れない給料はもらっているとはいえ、

分断した家族として暮らすには心もとなく、

結局カップラーメンをすすっている生活は惨めさに拍車をかけている。

 

とりとめのない話になってしまった。